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先生の道具箱 実践事例集
 
三重県 暁学園暁小学校 水谷浩三
小学校4,5年生/総合的な学習の時間(情報),図工でも可
3時間(デジカメ操作・PCへの画像保存方法は既習済み)
学校環境の中で、「すずしい」をキーワードに自分が考えたイメージに合う素材を発見し、撮影することができる
イメージにあった自分のポーズを考え、表現することができる
2枚の写真を合成し編集して、自分が考えたイメージを表現し、カレンダーにすることができる
 
現実にはない世界が画像合成により表現できる楽しさに、子ども達の学習意欲は高まります。敷居の高そうな画像合成が意外に簡単で、はじめてでも操作に振りまわされること無く、表現活動本来の学びが追求できます。
活動の流れ
1.   学習計画を知り、自分なりのすずしさのイメージを考え、クラスで発表しあおう
2.   実際の合成写真づくりを見て、作品づくりのイメージや見通しを持とう
3.   作りたい合成写真のスケッチをしたり、文章で書いたりしてイメージをふくらませよう
4.   素材となる背景と自分をいろいろと撮影し、利用する画像を選択し、パソコンに保存しよう
5.   自分の画像を切り取り、背景画像と合成し、人物の大きさや向きを加工し、カレンダーソフトに貼りつけよう
 
水道水を滝に見たててマクロ撮影しているところ
 
水面の葉っぱに乗っているポーズを撮影しているところ
 
自分と背景を画像合成し、カレンダーに貼りつけた完成作品
 
学習環境
コンピュータルームで児童一人に1台ずつのコンピュータを利用
児童2人に1台のデジタルカメラを利用
 
利用するソフトウェア名とその機能
Adobe Photoshop Elements
→マグネット選択ツール、レイヤー機能、回転・サイズ変更などイメージ調整機能
実践者の声
子ども達ばかりでなく、教師にとってもはじめての画像合成を使った作品づくりでしたが、操作が簡単でソフトにとらわれることなく、「すずしさ」をキーワードにした創作活動を軸に学習が進められました。子ども達は、水道水の滝や、葉っぱのジャングルなど、教師の予想をこえる視点やアングルが工夫でき驚きました。合成作業は、一気に説明してから、作業に取りかかるより、スモールステップで進めた方がスムーズに学習できました。今回は、はじめてということで、学校環境・画像2枚に限定しましたが、もっと画像を増やしたい、もっと凝った作品にしたいなど、かえって今後につながる創作活動となりました。
 
生徒の声
もっとたくさん画像をはりつけたいな
背景の色と重なって「マグネット選択ツール」の範囲指定がうまくできない。どうしたらきれいに切り取れるかな
学校だけじゃなく、他も場所でも撮影したいな
画像に文字を入れたいな
画像をもっと加工したいな
先生の道具箱 実践事例集