デジタル表現研究会
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先生の道具箱 実践事例集
 
神奈川県 大和市立緑野小学校 秦 安彦
放送クラブ  
約一ヶ月間。主に朝の始業前の時間、
休み時間、クラブの時間を使用
 
給食当番のビデオマニュアルを作成することにより、自分たちの活動を見直す
低学年の子にわかりやすく伝えるための工夫を考えさせる
 
6年生が下級生にビデオで教えるというカタチで最高学年としてのプライドをくすぐる
ビデオ制作をする中で、具体的な活動の手順や方法について議論し、よりよいものを作り上げようとする態度を培うことができる
活動の流れ
1.   給食の準備から片づけまでの手順を細かく書き出す
2.   より番組に興味をもってもらうためのアイデアを考える
3.   絵コンテ、台本作りをする
4.   撮影をする
5.   編集をする
6.   完成作品をみて、手直しする
(給食配膳中を撮影)「ねらって、ねらってっ!」
ただいま編集中
 
学習環境
デジタルビデオカメラ(今回は3台使用)
デジタルカメラ
 
利用するソフトウェア名とその機能
Adobe Premiere
→ビデオ編集全般に使用
Adobe Photoshop Elements
→タイトルの編集、デジタルカメラ静止画画質調整等に使用
実践者の声
今回の実践における最大の誤算は、給食をテーマにとりあげたことでした。なぜなら、給食のメニューは毎日変わるので、撮り直しがきかないということでした。また、実際に当番が活動しているので、もう一度やってみてということが不可能でした。掃除等ある程度撮影のし直しができる活動を最初は選んだ方がよいかもしれません。ノンリニアビデオ編集は、その概念をつかむのが一見むずかしそうですが、実際に操作をすることを通じて教えれば基本的操作は子どもたちで十分理解・習得可能だと思いました。しかし、ソフトウェアの操作法等に、初期段階ではある程度まとまった時間をとることが必要だと感じました。今回は、作品作りを通して自分たちの当番活動自体を見直すことをねらいましたが、作品の完成自体に子どもたちが満足してしまい、ねらいそのものが薄らいでしまいました。
 
生徒の声
(クリップのつなぎめにオーバーラップなどのトランジェンションをかけると、その効果に)思わず、どの子も「おー」っと声を上げていました
全般的に一つの操作を覚えると、のめり込んでしまい、おしゃべりする間がないほど集中していました
「今度は、先生の援助なしで最初から最後まで自力で作品を作り上げたい」と次への意欲を示していました
先生の道具箱 実践事例集