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2004年度プロジェクト活動報告(2)
活動報告    GVC 結果発表!
交流の時に発信できる情報を調べよう
国際交流には、発信できる情報が必要です。まずは身近な自分たちの地域のことをよく調べます。インターネットで調べるだけではなく、地域のことは自分たちの足で調べることが大事です。グループごとにデジカメ持って出発です。

 
 
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TV会議:調べたことをまとめよう
Photoshop Elementsなどを使ってポスターにまとめます。字の配置や、画像の配置、キャッチコピーなどを考えながら魅力あるポスターを作ります。

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TV会議:調べたことで交流しよう
国際交流の前に、地域で調べたことをグローバルスクールの参加校同志で紹介しあいます。TV会議などで発表名人やパワーポイントなどを使用しながらプレゼンテーションをします。
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高校との連携
日本語でまとめたデータを福井県 福井商業高等学校や大阪府 羽衣学園高等学校にお願いして英語に直してもらいました。ニュアンスを考えながら小学生が書いた日本語を訳すのですが・・・なかなか楽しかったようですよ。

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交流校が決まってない学校はGVCへ参加しよう
GVC(Global virtual classroom)とは世界中の学校から参加できるWebコンテストの大会です。ここに参加すると、世界中の参加校の中から2校を紹介してくれます。そして、自分の学校とあわせて3校でチームを作ります。日本の学校は人気が高いので必ず相手が見つかります。

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GVC 自己紹介開始
ビデオで自己紹介を撮るときは、自分の言いたいことをフィリップに書いて絵でも訴えましょう。ニックネームをまわりで呼んであげるといいですね。英語活動の成果を見せるチャンスです。

 
 
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お互いに品物を送りあおう
手作り人形を送りあいました。送った先で人形の記念写真を撮ってもらうことで、自分たちも外国に行った気分になります。日本の文化がわかる、こまや、だるま落としなど100円ショップで買えるものも結構役に立ちますよ。

 
 
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GVCテーマを決めよう
3つの国で共通のテーマを決めます。北海道 美唄市立西美唄小学校は「自然災害」について、石川県 金沢市立大徳小学校は「ユートピアの島作り」について、石川県 金沢市立浅野川小学校は「いろいろな橋」について等様々です。

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Webページを作ろう
テーマにもよりますが、当然自分たちの地域紹介はWebページに埋め込むことになります。ここで、蓄えておいた地域発信のネタが役に立ちます。発表名人で作ったものを英語に直せばすぐに使えます。

 
 
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Webページ作りを通して先生同士の交流も
先生同士、メールやチャットで連絡を取り合って、お互い意思疎通が大事。日本とのカリキュラムの違いや、教育についての考え方の違いなども情報交換していく上で見えてきてとても楽しいです。チャットなど連絡を取る日は決めておくこと、都合が悪いときはあらかじめ連絡を入れておくのが礼儀です。

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D-project春の公開研究会
3人の先生が発表。ちょっと聴衆が少なかったのですが、みなさんしっかり成果を訴えていました。また、プレゼンプロジェクトとリンクして大徳小学校の子どもたちも国際交流の様子を発表できました

 
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このプロジェクトに参加しての感想
新しいプロジェクトであったが、転勤した椿井小学校がオーストラリアのエインズリー小学校と10年来の交流があるとのことで、それを一つの手がかりとしてインターネットを使ってのリアルタイムでの交流を考えていた。実際新校舎の竣工式には相手校とテレビ会議を持つこともできたし、メールでプレゼンテーションのスライドを作り、送ることができた。また国内交流では、メンバー校との間でプレゼンテーションのブラッシュアップを図ることができた。反面、プロジェクトメンバーの活動が見えない、高校との連携も最後までわからないままだった。一番のネックは、相手校とどういう連携をとれるかであって、そこが、GVCのように最初から目的やゴールがきまっているのとは違っていたなと感じた。そのことをもう少し早くわかっていればと感じた。
小島 源一郎/奈良県 奈良市立椿井小学校
 
 
3校のところ、アメリカと日本2校になったGVCにおいて何とかホームページ作成までこぎつけられたのは、第1に、相手校の先生がテーマを出してくれて、それに乗ってそれぞれに取り組めたこと。第2に、翻訳サイトやソフトを使って日本語の主語述語を明確に入れ、シンプルな文にすると、子どもでも充分に通じる簡単な英文を作れ自信を持てたことが大きかったと思います。新しい出会いを通して子供たちも教師も、相手国のものの見方に気付くことができたのも収穫でした。
細川 都司恵/石川県 金沢市立浅野川小学校<GVC敢闘賞>
 
 
国際交流。やってみたいとは思っていたが、毎年きっかけをつかめず「一度はやってみたい」という願いでしかなかった。そんな時にGVCに出会い、ホームページコンテストに参加することで、交流相手校探しなどのいままでの悩みが一気に解消されました。テーマを決めてゴール目指して先生・子どもたちが調査活動を進める。このような活動が参加した人々に達成感を味会わせてくれたと思います。英語でのやりとりは大変ですが、大変な分できあがった喜びもすごかったです。
福士 晶知/北海道 美唄市立西美唄小学校<GVC1位>
 
 
私は一年間の国際交流で一番楽しくて心に残ったのは、ユートピアを考える事です。 自分達の考えた島がリアルに作られて、しかもカナダやアメリカの文化・発想がわかり、初めて知った事ばかりで楽しかったです!手紙の交換も外国の人から手紙が来て、まさか小学生のうちからこういう事ができるなんて思ってもいなかったから感激しました。本当に楽しかったし、勉強になったと思います。
児童の感想(大徳小学校/池田)
 
 
私は、この国際交流の一年間をふり返って一番楽しかったのはメール交換のやり取りです。初めて外国の人とメール交換をしたからです。メールを交換してきて、そのメール交換の相手の趣味など文化が分かったからです。私は小学生のうちにできて、いい機会になったと思います。
児童の感想(大徳小学校/端)
 
 
◆まとめ
このプロジェクトを初めて企画しました。「国際交流をやりたいのだけれど、やり方がわからないし、相手もいない」「自己紹介だけで終わってしまい、いつの間にか交流が続かなくなった」「英語に訳すのが大変」とか、いろいろ国際交流をするには障害が多いものです。交流先が決まっている学校は、その学校とうまく交流をしていくノウハウを、交流校が決まっていない学校はGVCに参加することによって交流校が見つかります。交流先も学校の先生ですので、「子どもたちのため」という共通の思いで、多少の言葉のハンディーは克服できるものです。そして何よりも、国を超えて協同で1つの作品を作り上げる喜びを感じることができます。子どもの頃からの国際交流は世界平和につながると信じています。みなさんもやってみませんか?
プロジェクトリーダー 清水 和久/石川県 金沢市立大徳小学校<GVC3位>
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