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デジタルカメラというと、少し前まではレンズ交換式一眼レフカメラと値段が変わらず、画質も決して良いとは言えませんでしたが、最近は画質の向上と低価格化により、広く一般に普及してきました。今までは使い捨てカメラなどを使っていたが、これからはデジカメを使ってみようという方に、デジカメのテクニックを解説していきます。およそ全20回の連載を考えていますが、これを読み終えたとき、デジカメがみなさんの生活の一部になり、撮った写真をパソコンで加工したり、お友達にメールなどで送って楽しめるようになれば幸いです。
村上 拓
石川県 金沢大学教育学部 内留生
 
【第14回】 撮影編(14)「ズームの使い方」
ズームレンズというのは、広く写る広角レンズから、小さいものを拡大して撮れる望遠レンズまで、段階的に変化させることのできるレンズです。

次の写真は、広角で撮ったものと望遠で撮ったものです。
【写真1】広角 【写真2】望遠

デジカメではよく、レンズ性能の項目で「○倍ズーム搭載」と書かれていますが、これは、最も広く(広角)写るところから、最も被写体か大きく(望遠)写るところまでの差を表したもので、○倍の数字が大きいほど広角から望遠までの幅が広いのです。

(写真1)と(写真2
)は広角7.0mmと望遠21.0mmで撮ったもので、3倍ズームです。

ここで注意することは、「3倍」と聞けばわれわれは、実際のものが3倍に写ると思いがちですが、そうではなく、広角7mm〜望遠21mmの数字が3倍というだけで、実際の見た大きさ(標準)は7mmから21mmの間にあると考えてください。

光学ズームとデジタルズーム
先に述べたレンズズームが「光学ズーム」です。
デジタルズームとは、レンズから入ってきた画像をデジタル処理して拡大したものです。

ワンポイント

デジカメのズーム倍率の数字の大きさで製品の優劣を決めることは無意味です。倍率が高いと故障の発生率も高く、レンズ設計にも無理がかかっていると思ってください。それから、デジタルズームの倍率を上げると画像ソフトで拡大したように画像が不鮮明になり、全体が粗くなります。(どうしても必要な場合をのぞきデジタルズームは等倍にしてください)

市販されているデジカメのズームは3倍前後です。中には10倍を越えるものもあります。ズームは便利で思ったような画角が得られますが、無理な場合をのぞき、できるだけ望遠は使わずに足を使って撮影するようにしましょう。
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