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キーワードで読む情報教育 25
コンピュータルーム
レポート1
コンピュータでギネス
坂上則子
(石川県 金沢市立扇台小学校)
坂上則子先生
自由に使える部屋に
コンピュータルームは開かれた部屋でありたいと思います。いつでも子どもたちが自由に使えるようにしておくことで、本当にコンピュータを有効に使うことができるのではないかと思うからです。

私の前任校、押野小学校には子どもたちが自由にコンピュータを使える部屋が3つあります。学習センター(調べる作業を主にする図書室)と2つのコンピュータルームです。学習センターのメディアコーナーにはインターネットにつながるコンピュータが3台とビデオを見ることのできるテレビが3台設置してあります。コンピュータルームのうち第1コンピュータルームには30台のコンピュータ、第2コンピュータルームには10台のコンピュータが設置してあります。学習センターは休み時間ならいつでも誰でも使えますが、第1コンピュータルームの方は休み時間で使用割り振りがあります。第2コンピュータルームの方は原則として授業中にできなかったことやインターネットで調べたいことがあるときなど、学習に関することで使用したいときに使うということになっています。自由に使える部屋にしておくためには、そこで困ったことが起きたときには誰に伝えるかという担当者を子どもたちにはっきり伝えておくことが大切だと思います。コンピュータは機械なので時々フリーズしたりうまく動かなくなることがあるからです。そんなとき誰に言えばいいかはっきりわからないと、そのまま放置していってしまうということもあり得ると思います。ただ教師だけでの対応は大変なので、5・6年生の委員会の子どもたちにも手伝ってもらうことにしました。メディア委員会の子どもたちです。
みんなで一緒に
メディア委員会の子どもたちがまず最初にしたことは、部屋の使用割りでした。1・2年生は週1回あとは週2回と決めました。使い方もインターネットゲーム以外は自由。印刷したいときは先生に言うという2点以外は特に決めませんでした。各クラスにも使用割りを印刷したものを渡しました。校内掲示板にも写真つきでお知らせを出しました。30台のコンピュータに対してたくさんの子どもたちが来ますが、2〜3人で1台を交代して使うなどしています。中には授業でうまくいかなかった作品をもう一度仕上げる子や同じクラスの子に聞きながら授業でしたことを繰り返ししている子もいます。1年生は他学年に少し遅れて使うことになりました。人数が多くなっても「5分ごとに交代してやって!」とかいろいろと委員会の子どもたちが指示を出しています。

アイディアいっぱい
4年生以上の子どもたちに人気のあるのはタイピングソフトです。委員会の子どもたちは「学校ギネス」と銘打って何度かタイピングチャンピオンを決める大会をしていました。練習したくて教室内のパソコンで列を作っている姿も見ました。ローマ字による文字入力は4年生からと位置づけているのですが、練習している様子を見て、3年生から早くやってみたいという声が挙がってきています。お絵かきも低学年の子どもたちに人気があります。学校のスキー教室で行くゲレンデをインターネットで調べて掲示したり、子どもたちは本当にアイディアが豊富です。コンピュータルームを開放したことで、子どもたちができること、したいことの輪が広がっているような気がします。教師は部屋を子どもたちが使いやすいように整えること、新しいソフトやコンテストの紹介、他学年の学習したことがわかるような掲示を工夫して、子どもたちの自由な発想を引き出す手助けをしていければと思います。
 

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