デジタル表現研究会
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先生の道具箱 実践事例集
 
和歌山県 熊野川町立熊野川小学校 山中昭岳
全学年/生活科,総合,図工
1枚のデジタルカメラで撮った写真から自分の思いを伝えることができる(表現力)
デジタルカメラで自分の思い通りの写真を写すことができる(操作スキル)
友だちの作品と比べ、お互いのよさを発見し、さらにもっとよくするためのアドバイスができる(評価力・課題設定力)
 
操作が簡単なデジタルカメラを用いた「情報活用の実践力」を確実に育成する実践です。子どもたちは、デジタルカメラで撮ったたった一枚の写真から自分の思いを創造し、表現することを学びます。また、写真展を行うことによって、子ども同士による相互評価さらには自己評価へと発展し、次の課題設定にもつながっていきます。
活動の流れ
1.   身のまわりにある自分のお気に入りをデジタルカメラで撮ろう
普段から自分のお気に入りを探しておく
伝えたいことがわかるように工夫をして撮る
2.   たった一枚の写真からみんなに伝えたい思いを考えよう
写真に短いコメントを加えて、伝えたい思いを表現する
3.   写真展を開こう
写真をプリントアウトし、コメントを加えて一つの作品として掲示する
(プリントアウトではなく、Web化してコンピュータ上で見るのもいい<Web版写真展>)
お互いの作品を評価する
 
 
写真を撮っているシーン   作品「動」
 
学習環境
デジタルカメラ
できれば一人に1台
グループで1台でも可(逆に操作や取り方などの教えあいも生まれる)
カラープリンター
写真展を行う場合、掲示用の写真を印刷する
 
利用するソフトウェア名とその機能
Adobe Photoshop Elements
→画像のサイズ変更、Web版写真展のときにアルバム作成機能を用いる
(校内LANを用いて、コンピュータ上でWeb化した作品一覧をを見ることができる)等
実践者の声
「お気に入り」というのは、子どもたちそれぞれ違います。その分しっかりと相手にその思いを伝えることはとても困難です。子どもたちはいかに自分の思いを伝えるか工夫をします。ここにこの実践のおもしろさが出てくると思います。
 
生徒の声

(作品「動」を撮った子どもの感想)この写真を撮るのに苦労したところは、この写真を撮りに草むらに入ったことです。その前の日に雨が降ったので草に水がついていて、草の中に入ったのですごくぬれました。見てほしいところはやっぱり今にも飛びそうな「チョウ」です。

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