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先生の道具箱 実践事例集
 
神奈川県 大和市立緑野小学校 秦 安彦
小学校4年生/総合   6時間
環境ポスターの目的に沿ったキャプションを考えることができる
全体の構成を工夫し、自分の主張したいことをポスターにあらわす
PhotoshopElementsの機能を利用し、より効果的な表現を模索する
 
まず、絵や写真の部分を制作し、それにキャプション(説明文)をつけます。
Photoshop Elementsを使うと、文字の拡大・変形・移動が容易にできるだけでなく、より立体的な文字も作成できます。グループで、同じ絵や写真に異なったキャプションをつける中で、議論しながらよりよい作品作りを目指します。
今回は、市内のコンクールに参加することで子どもたちの意欲は一層高まるものと思われます。
活動の流れ
1.   グループでポスターの構想を練る
2.   リサクル、ポイ捨て防止というテーマに沿った、絵を描いたり、写真を撮ったりする
3.   絵や写真に合うキャプションを考える(グループ討議)
4.   より効果的な文字配置、構成、色彩等を工夫する
5.   作品は、市役所へ送付した。各グループの作品1作品ずつが市のホームページに掲載された
 
 
完成作品1
「にあわない」の文字を最後は思い切り大きくしました
  完成作品1
教師にはこういうキャプションをつける発想はないでしょうね
 
学習環境
デジタルカメラ
グループに1台のコンピュータ
 
利用するソフトウェア名とその機能
Adobe Photoshop Elements
→レイヤー機能、web用保存、その他描画機能各種(特に文字入力や特殊効果)
実践者の声
今回は、市内のポスターコンクールという目的がはっきりした活動だったため、どのグループも意欲的に取り組むことができました。キャプションを考えるという活動から入ったためか、子どもたちは写真に合う言葉を吟味していたようです。同じ写真に異なったキャプションを加えることができるので、同一グループ内で一つの写真に異なったキャプションを付け、比較するようになりました。普段、どちらかというと作文等が苦手な子が休み時間になっても自主的に活動を続けていたのが印象的でした。今回はPhotoshop Elementsのフィルター機能等、画像そのものを加工する機能をほとんど使わなかったので、機会があればそちらにもチャレンジしていきたいです。市のホームページに作品が掲載されたので、子どもたちは大満足でした。
 
生徒の声
字のかたちが自由に変えられるのが面白い
(ベベル等の効果をかけると)「わーっ」と大歓声が!
「今どきの子は、センスいいなあ」との教師のつぶやきに、言われた子はニッコリ
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