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研修部門 ワークショップ
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講師:
江守恒明(富山県 富山県立大門高等学校)
ワークショップ指導:
正來 洋(金沢大学教育学部内留)
小林祐紀(金沢大学教育学部)
村上 拓(金沢大学教育学部内留)
 
■主な演習内容
「GoLiveを知る」「どんな授業場面で使えるの?」「使うぞ!!支援機能」「ウェッブユーザビリティー」の4つのステップに沿って、簡単なホームページを作ってみる
ソフトの機能を把握し、ウェッブ作りの際のポイントを押さえながら、生徒と先生それぞれの立場から授業での実践活用を想定する

■授業の流れ
1. GoLiveを知る
  直感的な操作、ドラッグ&ドロップ、編集・管理機能ほか、基本的なソフトの内容と学習の流れを説明
2. どんな授業場面で使えるの?
  授業場面と先生の管理場面を想定
〜生徒の立場になって:友だちを紹介しよう/デジタルカメラで探検地図をまとめよう
〜先生の立場になって:生徒の作品を公開したい/学校のWebページ管理が簡単にやりたい
3. 使うぞ!!支援機能
  「レイアウトグリッド」できれいなレイアウト、「クリッカマブルマップ」で多彩なリンクほか、ソフトのいろいろな機能の紹介とその利用方法の解説
4. ウェッブユーザビリティー
  ユーザに考えさせない、どのクリックも考える必要がなく明白であるなど、Webページを管理する際のポイントとノウハウを説明
 
このコースでは、実践と概念の両方を、バランスよく教えるというところにポイントが置かれた
Webとはそもそもどんなものなのか。その概念もきちんと確認しながら、実際にホームページをじぶんで作ってみようというこのコース。3つのコースの中では、いちばん難易度が高そうな印象。そのためか受講生の間にも適度な緊張感が漂い、講師の説明に真剣に聞き入っていた。

まず、メイン講師である江守先生から使用ソフトについての説明があり、つづいてどんな授業場面で使えるのかといったテーマに沿って、ホームページ作りがスタートした。
 
最初の課題は、グループ紹介。デジタルカメラで撮影した受講生それぞれの写真をファイルに上げて、これをWebにアップするという趣向だ。次にこれらの画像データや会場内の写真を、会場案内図とWeb上でリンクさせていく。

具体的な作業は画像データの作成から、それをWebにアップする際の画素数などの数値設定やファイル名の設定。タイトル文字の入力からレイアウト、リンクボタンの作成など実に多岐に渡っている。それらの作業を2時間の枠の中で、受講生たちが黙々とこなしていく姿が印象的だった。
 
 
「デザインするのでなく、すばらしい看板をつくる」「“雑音”は最小限にする」「パンくずで居場所を知らせる」など、ユニークでわかりやすい授業が展開された
 
最終的に出来上がったホームページを各自が確認し合い、江守先生から総括として、Webを作っていく上でのウェッブユーザビリティーが簡潔に語られた。そして受講生ひとりひとりが授業の感想を発表。
 
「今後、学校の授業でもGoLIveなどを使ってWebづくりを進めたい」「これまでホームページを作ったことがなかったが、今回このワークショップに参加して、今後の取り組み方がかなり見えてきた」などの感想を述べ合った。
 
   
 
受講生の感想名古屋市立高坂小学校 加藤久詞さん
「いつもIllustratorなどを使っていますので、今日のソフトも直感的に使えそうで、理解しやすかったです。また現在、学校でもホームページを作るといった授業を行っていますが、ソフトの充実次第で、いろいろと活用の場面も増えていくのではないかと思います」
 
 
どのコースも演習内容はしっかり受講生に理解され、各講師の個性や持ち味がいかんなく発揮された素晴らしい授業だった。

そしてD-projectの考える情報教育についての考え方や具体的な提案を、ワークショップという形で実践したことで、今後の活動にさらなる弾みがついた、実に貴重な一日だった。
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