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プロジェクトの概要 参加者 プロジェクトのゴール
メディア創造力育成はここで 2009年度活動計画 これまでの活動

執筆者(プロジェクトリーダー):小林 祐紀

プロジェクトの概要


参加校がそれぞれに設定したテーマに沿って、自由な発想でポッドキャストを制作します。 さらに制作する過程では、参加校同士がアドバイスを送り合って、より良い作品にしていく予定です。
主として音にこだわることで、子どもたちは、伝えることの難しさ・楽しさ・日本語の奥深さなどを実感することができます。また、参加校同士の意見交流を通して、アイデアの良さ、ユーモアのセンス、切り口のうまさなどの音声を伝える感性や技術を共有できるプロジェクトです。
制作された作品は、テーマごとにWebページにアップロードされ、配信されます。また、学びの過程を報告し合い、ポッドキャスト制作をより良い学習へと高めていきます。

 


ポッドキャストとは、音楽(音声)や動画をWebにのせること、さらにコンテンツが更新されたことを自動に通知する仕組みのことです。



プロジェクトのゴール


それぞれの参加校が制作したポッドキャストをD-projectのウェブサイトにアップします。
同時に、授業の流れ(学習の過程)や子どもたちの学びの様子が分かるようなWeb上のページを資料として作成し、活動内容を誰もが閲覧することができるようにします。
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メディア創造力育成はココで


 

まず、極めて重要なことは、誰に聞いて欲しいポッドキャストなのかということ(相手意識)です。保護者なのか、地域の人たちなのか、交流校の子どもたちなのか、ポッドキャストを制作するうえで、必ず相手意識が生じます。
また、何のためにポッドキャストを制作するのかという点(目的意識)も重要です。「商店街をもっと活性化したい」「総合で学習したことを家の人に聞いて欲しい」「地域の特徴ある音を集めて、地域の音マップを作りたい」などです。
次に、相手意識と目的意識が定まると、自ずと表現が工夫されます。「保護者の人に伝えるときにはどのような表現がよいのか」「商店街のあのお店の良さをもっとも良く伝えるにはどうすればよいか」などです。
ここで、子どもたちは、何度も試行錯誤することができます。グループ内や学級内で試行錯誤をすることもできます。しかしそれ以上にポッドキャストの良さを活かし、配信して他校の人たちや大人などからの反応を活用することもできます。こうしてトライアンドエラーをくり返しながら、よりより作品づくりへと進みます。
また、ときに本物に触れることも大事です。すでに配信されている新聞社のニュース番組を視聴したり、芸能人のラジオ番組を視聴したりすることからも大事な視点を得られます。
こうして、子どもたちは、「見る目」(この場合は「聴く耳」?)を養うことができます。もちろん、制作の過程では、子どもたちが試行錯誤を行い、建設的妥協点をさぐる話し合いが行われることでしょう。
そして完成し、配信されたポッドキャストを聞いた視聴者からの多くの反応は、子どもたちを次の活動へと導いていくことを間違いなしです。

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参加者リスト


リーダー: 小林祐紀(金沢市立小坂小学校)
サブリーダー: 本岡 朋(和歌山市立有功東小学校)
  池田 明(大阪市立扇町総合高等学校)
  中島武史(杉並区立桃井第二小学校)
  江守恒明(富山県立砺波高等学校)
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2009年度の計画



4,5月 D-projectのメーリングリストで参加校を募集(10校程度)
6,7月

ポッドキャスト準備&制作
参加校それぞれの取り組み
随時、活動の様子をプロジェクト専用のメーリングリストに報告

8月

ポッドキャストワークショップを開催
(D-project金沢大会:石川県金沢市)

9〜12月 ポッドキャスト制作
参加校それぞれの取り組み
随時、活動の様子をプロジェクト専用のメーリングリストに報告
1,2月

参加校それぞれの取り組み
随時、活動の様子をプロジェクト専用のメーリングリストに報告

3月 年間のポッドキャスト制作の様子をとりまとめる
ウェブサイトの完成

これまでの活動


  ポッドキャストは昨年から始まったプロジェクトです。
昨年度は、地元地域の商店街活性化のためのポッドキャスト、総合的な学習の成果を保護者に伝えるポッドキャスト、毎日の学校生活の様子を保護者に伝えるポッドキャストなどです。
言葉にこだわり吟味することを通して、子どもたちは、言葉の奥深さや難しさ、そして楽しさを実感していました。また、メディア創造力の育成という視点から、教師自身が授業デザインを見直す良い機会となりました。

2010年春の公開研WS作品集

2009年度podcastプロジェクト実践報告