デジタル表現研究会
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デジタルカメラというと、少し前まではレンズ交換式一眼レフカメラと値段が変わらず、画質も決して良いとは言えませんでしたが、最近は画質の向上と低価格化により、広く一般に普及してきました。今までは使い捨てカメラなどを使っていたが、これからはデジカメを使ってみようという方に、デジカメのテクニックを解説していきます。およそ全20回の連載を考えていますが、これを読み終えたとき、デジカメがみなさんの生活の一部になり、撮った写真をパソコンで加工したり、お友達にメールなどで送って楽しめるようになれば幸いです。
村上 拓
石川県 金沢大学教育学部 内留生
 
【第18回】実践編 (2)「夜景の撮し方 2」
綺麗な夜景があってその前で友達と記念写真を撮りたいと思うのは当然です。このとき「AUTO」でそのまま撮ると、人物にストロボを発光させ、背景が真っ暗の写真になります。(写真1)

では、前回で紹介した夜景モードで撮れば背景(夜景)は綺麗に写っても人物が暗くて写りません。(写真2)

両方を綺麗に撮るには、この2つの方法を合体させればよいわけです。

この合体方法はスローシンクロ(遅い同調)といい、夜景モードのスローシャッターにストロボ発光をシンクロさせるのです。(写真3)
【写真1】 【写真2】 【写真3】
ワンポイント

スローシンクロは、夜景モードでシャッターが長時間開いている間のほんの一瞬だけストロボを発光させます。この一瞬でストロボの届く範囲のものが明るく記録され、ストロボの発光していないスローシャッターの時間を使って後ろの夜景を記録するのです。
撮り方を解説します。スローシャッターなので三脚を使います。それからデジカメをスローシンクロモードにして、ストロボをONにします。これで準備はOKです。そのままシャッターを切れば綺麗にとれているはずです。このときに注意しなくてはならないことは、スローシャッターなので人物は動かないようにすること、ストロボが届く範囲(2〜3m)に人物を入れること、窓越しの撮影はストロボの反射が出てしまうので避けることの3つです。

最近のデジカメは夜景モードに設定すれば、夜景と人物が両方綺麗にとれるスローシンクロに自動的に設定されているものがあります。試しに夜景モードのAUTOに設定し、ストロボが発光されればスローシンクロされているということなので、夜景も人物も両方綺麗にとれます。
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