デジタル表現研究会
D-projectとは? D-allメーリングリスト サイト検索 ホーム
D-project
D-projectのあゆみ
メディア創造力を育成する実践事例
ワークショップ
ユネスコプロジェクト
教材作成
調査研究
カリキュラム検討
ネットdeカルタ
卒業アルバム作成
先生の道具箱
全国に広がるD-project
D-project アーカイブス 気軽に!デジタルミニ実践 ミニ実践事例集

ミニ実践事例集

面積をくふうして求めよう

山形県 飯豊町立第二小学校 佐藤 勝則
小学校4年生/算数   1時間   単元名 面積

ねらい

L字型、凹型などの複合図形の面積を、長方形をもとに考えて求めることができる

つけたい力

複合図形の面積を、長方形をもとにして考え、求める力
 
作品例
<提示した問題>
事前に「グリッド」を利用して、左のように問題を作成しておきます。
それを児童用のパソコンで開き、「長方形ツール」を使って問題を考えます。
下のような考えを導き出します。
<長方形2つに分割(1)>
<長方形2つに分割(2)>
<引いて考えて>

活動の流れ

1時間)
教師が事前に準備した問題をAdobe Photoshop Elementsで読み込む。
「グリッド」を使う用意をする。
◎「ビュー」から「グリッド」にチェックマークをつける。
◎「編集」から「環境設定」「グリッド」と進み、右のように設定する。
「長方形ツール」を使って、色分けしながら長方形に分け、面積の求め方を考える。
ノートに式・答えを書く。
考えを発表し合い、複合図形の面積の求め方をまとめる。
凹型、十字型などの、応用問題に取り組む。
※レイヤーの不透明度を50%くらいにすると、上のように透かしてみたり長方形を重ねたりすることができます。

デジタル表現するメリット

この活動をする場合は、レイヤーの不透明度を下げておく方が有効です。長方形ツールで作図するとき、重なりが出たときに一目でわかるからです。色分けしながら長方形をかいていく活動を通して、子どもは単位面積である「1平方センチメートル」と、面積の公式「たて×横」の意味を再認識しながら、楽しく学習に楽しく取り組むことができます。
作図した長方形は「移動ツール」を使って好きな場所に動かすことが可能ですから、別の形に変形して面積を求める活動も期待できます。
 
応用例
この「グリッド」の機能は、「面積」の単元を通して使用することができます。面積が4平方センチメートルの形を面積が12平方センチメートルの長方形をいろいろかいてみましょう。同じ色の長方形をつなげれば、オレンジ色の形のように作ることもできます。
単元を通して使用することで、子どもがAdobe Photoshop Elementsの操作に慣れ、活動がスムーズにできるようになっていきます。「グリッド」を使って作図をする活動を通して、子どもが「たてのますの数と横のますの数をかければいい」という考えに気づくことも期待できます。

児童へのアンケート結果

◎調査対象者
 山形県 飯豊町立第二小学校 4年生児童・・・24名

◎結 果
1.パソコンを使い勉強したことで、勉強しようという気が起きましたか?


2.パソコンを使い勉強したことで、楽しく学習できましたか?


3.パソコンを使い勉強したことで、面積の学習が分かりやすくなりましたか?


4.[面積]の学習でパソコンを使ったら、何が分かりましたか?

面積を分けてたしたりたしてひいたりすることが、パソコンでするとわかりやすかったです。小さく分けたり大きく分けたりして楽しかったです。
パソコンで勉強してから、面積の求め方が前よりわかるようになりました。
ます(グリッド)を使って勉強したら「たてのますの数×横のますの数」で面積を求めることを思い出しました。
パソコンでやったら、色をかんたんにぬれるし色をかえられるので考えやすかった。
パソコンでやる前より面積の求め方がわかったし、パソコンの勉強が楽しかった。

5.操作は難しかったですか?

 
↑TOP
D-project アーカイブス 気軽に!デジタルミニ実践 ミニ実践事例集