D-projectプロジェクト2016

児童の“見取り”促進プロジェクト

プロジェクトリーダー:清水和久(金沢星稜大学) サブリーダー:西野聡子(金沢市立米泉小学校)
メンバー:早川実宝(金沢市立西小学校)/水野成美(金沢市立西小学校)/藤田清士(金沢市立四十万小)/山口 諒(金沢市立小坂小)/八島友志(内灘町立向粟ヶ崎小)

プロジェクト概要

 今年度も「教師の国際協働学習の設計力と運用力を高める視点を持ったプロジェクトとして実施する。児童が実際に行う国際協働学習プロジェクトとして「アートマイルプロジェクト」への参加を推奨する。教師は、半年をかけておこなう外国との協働学習を実施しながら、児童の目的意識、相手意識を高める働きかけを検討し、教師自信の単元設計力、外国との交渉力、アドリブ力、メディア活用力を高めていく事を目的とするプロジェクトである。このアートマイルプロジェクトとは、外国の学校と日本の学校が協働で1枚の壁画を完成させるものである。展開としてはインターネット上の掲示板で情報を交換し、TV会議を通して、完成させる壁画の構成を考え、先に日本から壁画の半分を描画して外国の交流相手に送り、残りの半分を相手に仕上げてもらう。最終的にできた作品は日本に送り返してもらう。

ルーブリック

  • S:外国の子どもたちと実際に作品づくりをすることができる。
  • A:言葉が充分伝わらない中で、どのようなメディアを選び、どのようなフレーズで情報発信をすればいいのか、相手の発信コンテンツをどのように理解するかといった理解力が身につく。

プロジェクトのゴール

〈活動のゴール〉
国際協働学習において児童が壁画を完成させることは見かけ上のゴールであるが、その為に教師がどのようにメディアを活用し、児童の目的意識、相手意識、交流の必然性を大切にしながら、外国の教師と連絡をとりあってプロジェクトを遂行し、最終的に児童に外国との一体感とプロジェクトに対する達成感を持たせることがゴールである。

〈学びのゴール〉
自国の文化、相手国の文化について理解し、協働で成果物を作り出す過程を通して、国際協働のすばらしさを実感する。

メディア創造力にどう迫るか

このプロジェクトにおける協働学習には3つのくくりがある。

  • 1. 交流校に対して様々な情報を発信するためにクラスのグループで行う協働学習。デジカメ、ビデオ、ipadなどさまざまなメディアを活用した発信コンテンツ作りが考えられる。
  • 2. 同じプロジェクトに参加する国内の学校同士の協働学習。これは外国に発信する前に自国の中で理解できるか、TV会議の進行練習など。
  • 3. 外国との協働学習。これは言葉が充分伝わらない中で、どのようなメディアを選び、どのようなフレーズで情報発信をすればいいのか?相手の発信コンテンツをどのように理解するのかなどの理解力が試される。

メンバーの募集について

 6月24日までに、各自がJAPANARTMILEに申し込み、外国の交流相手国を紹介してもらえたあと、このメンバーにはいること。
このJAPANARTMILE(http://artmile.jimdo.com/)から申し込むことで交流する外国の学校を紹介してもらえる。

2016年度の計画

5月 参加者の募集
6月 24日が募集の締め切り
国際協働学習についての理論学習(昨年度の事例から工夫点の確認)
7月 情報発信のためのコンテンツの蓄積方法(クラス内協働学習:地域巡りでのメディア活用)
8月 交流相手国の決定と交流計画の作成
9月 交流のための掲示板活用方法実習(国内協働学習:外国との交渉練習方法)
10月 英語での自己紹介、TV会議のノウハウ(国際協働学習:アドリブ的方法)
11月 壁画のテーマの話し合い方法(国際協働学習:外国との妥協点の見つけ方)
12月 壁画の描画(クラス内協働学習:全員で取り組む方法)
1月 壁画の送付
2月 相手校の描画(クラス内協働学習:進行状況の把握、完成作品の予想)
3月 作品の鑑賞(国際協働学習:壁画の意味づけ方法とまとめ方の方法)

プロジェクトの広報や交流手段

 外国とは、JAPAN ARTMILEが交流のために準備したフォーラムを活用できる。
国内の参加者同士の交流はメーリングリスト上で行う。

  A
課題を設定し
解決しようとする力
B
制作物の内容と
形式を読み解く力
C
表現の内容と
手段を吟味する力
D
相互作用を
生かす力
寺子屋リーフレット制作    
ポケタッチ      
デジタルリーフレット    
フォトポエム    
学校Web制作      
コラボdeカルタ    
学級歌づくり      
発信! わたしのまちのたからもの    
タブレット端末英語活用    
国際協働学習の設計と評価