D-projectプロジェクト2012 アーカイブ
子どものためのプロジェクト

国際交流学習プロジェクト

プロジェクトリーダー:清水和久(金沢星稜量大学)
メンバー:西野聡子(金沢市立浅野川小学校)/中口健太郎(金沢市立花園小学校)/中川 学、金子律子(金沢市立四十万小学校)/松原乃里子、岩井隆昌、鍛治孝子(金沢市立額小学校)

プロジェクト概要

 ESD(持続発展教育)を考える上で、外国の人々のことを理解する事は必要です。理解するには、一緒に活動することが近道であり、それ故このプロジェクトでは日本と外国の子ども達が共同で1枚の作品(巨大壁画1.6m×3.6m)の完成をさせる共同作業を重視します。9月から交流校との自己紹介に始まり、学校紹介、地域紹介を経て、絵のテーマを決定。その後日本側が絵の半分を描画して外国に送り、相手校が残りを仕上げて3月には完成品が日本に戻ってきます。文化的背景が違う相手と、郵送による実物の交換、掲示板上の書き込み、リアルタイムのTV会議等を通して、コミュニケーションをはかり、建設的妥協点を見つけながら共同成果物を作成します。

 なお、海外での交流相手を紹介してほしい場合は、ジャパンアートマイルにも申し込もことも必要となります。この国際交流学習プロジェクトではメディア創造力という観点から研究し、国際交流学習において必要な力を考えていきます。

プロジェクトのゴール

〈活動のゴール〉

  • ・最終ゴールは、2カ国間で協力して一枚の巨大壁画を作成することです。その過程で、異文化を理解する力、自分の文化を表現できる力に注目していきます。

〈学びのゴール〉

  • ・メディア創造力の到達目標C「表現の内容と手段を吟味する力」のC2「目標に応じて表現手段の選択組み合わせができる」に迫るために、自分たちの学校情報や地域情報を日本語が通じない相手に、英語や、図表、写真等をつかって工夫して伝えられる点に注目します。
  • ・メディア創造力の到達目標D「相互作用を生かす力」のD1「建設的妥協点を見出しながら議論して他者と協働できる」に迫るために、まずクラスでの絵の構図の練り上げの場面では、クラス内において各自が考える絵の構図を1つにまとめる場面に注目します。また、外国の交流相手との構図の決定場面では、自分たちの思いを外国の相手の思いをいかにすりあわせることができるかに注目します。

プロジェクトの種類

学習活動プロジェクト

メンバーの募集について

募集機関の締め切りは6月11日(月)までです。清水宛()にまず参加の希望を申し込んでください。必要な手続きについてお伝えします。

2012年度の計画

5月 申し込み(ジャパンアートマイルにも申し込む)
6月 交流国及び交流国の決定。国内の参加校同士によるミーティング
第1回ミーティング「自己紹介、今後の計画について」
7月 各校で英語の自己紹介の作成、及び発信コンテンツの準備
第2回ミーティング「国際交流の理論学習」
9月 各校で交流の開始 自己紹介、地域紹介
第3回ミーティング「掲示板の利用方法など実技研修」
10月 各校でテーマの話し合い
第4回ミーティング「児童の英語での自己紹介」法の紹介
11月 各校で絵の構図の決定
第5回ミーティング「TV会議の実施上の課題点と解決法」
12月 各校で絵の描画(日本側)交流校への送付
第6回ミーティング「絵の描画方法、及び注意点」
1・2月 各校で交流先での描画
第7回ミーティング「交流実践のまとめ方」
3月 各校で絵の返却 鑑賞
第8回ミーティング「作品の鑑賞」と評価点

※遠距離参加者はskypeでミーティングを行う

これまでの活動

〈2011年の参加校〉
参加校7校22クラス。(交流国10ヶ国、「制作壁画22作品)

  • ・金沢市立四十万小学校6年(3クラス、3作品-韓国、パキスタン、UAE)
  • ・金沢市立木曳野小学校クラブ(1作品-インドネシア)
  • ・金沢市立西小学校5年(2クラス、2作品-台湾)
  • ・金沢市立金石町小学校6年(2クラス、1作品-インドネシア)
  • ・金沢市立小坂小学校1年(4クラス、2作品-アメリカ)
  • ・金沢星稜大学(2グループ、2作品-メキシコ、ロシア)
  • ・愛知県旭小学校4年(2クラス、2作品-インドネシア)
  • ・七尾市立天神山小学校3年(2クラス、2作品-カナダ)