D-projectプロジェクト2014
教師の実践研究のためのプロジェクト

児童の“見取り”促進プロジェクト

プロジェクトリーダー:福田 晃(金沢市立十一屋小学校)
サブリーダー:山中昭岳(関西大学初等部)
メンバー:山中昭岳(関西大学初等部)/菊地 寛(浜松市立三ヶ日西小学校)/近藤 睦(横浜市立港北小学校)/小林祐紀(金沢市立安原小学校)/室本眞希(金沢市立小坂小学校)

プロジェクトの概要

 協働学習では、どのような話し合いがグループにおいて行われているかを把握することは非常に困難です。事前にノート等で児童の考えを把握していたつもりでも、グループでの話し合いは水物で、何がどう出てくるかを完全に押さえておくことはできません。各グループでどのような話し合いが行われているか、リアルタイムで見とっていき、その場で、全体共有での進め方について考えながらも、同時に指導と評価も行っていかなければなりません。簡単に「見取り」と使いますが、どのような観点で、何をどのように、何を使って「見取って」いくことが必要なのでしょうか。本プロジェクトを通し、協働学習時における教師の「見取り」について追求していきます。

 追求の際には、小集団において、協働学習が十分に機能するための学習者の「協働技能」に着目することとしました。(協働技能の例:グループの中で出た意見を組み合わせながら、グループとして一つの意見を持つことができる。)教師は、児童にどのような協働技能を定着させようとしているかを明らかにします。定着させるべき協働技能が明らかになれば、見取る際の視点となると考えたためです。

プロジェクトのゴール

 本年度は、協働学習時において、教師がどのような協働技能を児童に定着させようとしているかを、実践を収集する中で明らかにしていきます。

プロジェクトの種類

教師の授業力向上プロジェクト

協働学習にどうせまるか

 協働学習が効率的に機能するための協働技能についての見取りを行っていきます。

メンバーの募集について

D-allメーリングリスト等で限定で募集
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2014年度の計画

5月上旬 メンバー確定、方向性の共有
5~7月 実施期①:月に1回程度、フォーマット提出
8月 事例集約、フォーマット修正
9〜1月 実施期②:月に1回程度、フォーマット提出
2月 事例集約
3月 成果報告

プロジェクトの広報や交流手段

広報:D-projectホームページ、研究成果としてまとめ学会などで発表
交流手段:D-allメーリングリスト